おひとりさまでも大丈夫!?

42歳独身会社員女。ちょっと寂しい毎日をつづります。

昔別れた彼氏のマンションに足を運んでみた

仕事の打ち合わせを終えて会社には戻らずそのまま帰宅する。途中で美味しそうなパスタのお店があったのでそこで夕食をしたのだけど、一人で来ているのは私一人。周りのお客さんはカップルばかりで楽しそうに語り合っているのをみていたたまれなくなり、食事を済ませるとさっさと店を出た。

 

電車に乗り、つり革につかまりながらふと考え込んでいた。もう彼氏のいない生活はそれくらいになるのだろうか。以前付き合っていた彼のことは凄く好きだった。でも何かにつけて束縛してくる彼氏だった。

 

「今日は何をしていた?」「これから何をするの?」と一日の行動をしつこく聞いてくる彼、最初は心配症だなーと思っていたのだけれど付き合いが長くなるとそれがエスカレートして段々と嫌気が差してきて私から別れを告げました。彼は涙を流しながら考え直してほしいと私に迫ったけれど私は断固として断りました。電話やメールも着信拒否にして連絡を断ったら彼も諦めて二度と私の前には現れなくなりました。

 

でも彼と付き合っていたあの頃を振り返ってみると彼の束縛があったことで私は幸せだったのかも知れない。決して女性には手を出さない人だったし、しつこい束縛も私のことを心配してくれていたのだから。もし彼が私の前に現れたら、あの時の事を謝りたい。そして叶うならばまた付き合いたい。

 

そう考えているうちに私は彼が以前住んでいたマンションにまで足を運んでいたのです。賃貸マンションなのでもう彼はいないかも知れない。私はマンションに入って彼の部屋番号の郵便受けを確認しましたが郵便受けには彼の名前はなく別の人の名前が書かれていました。もう彼はここには居ないのです。

 

今更彼と会ったところで彼とはもうだいぶ前に別れたのだからどうにもならないことくらい分かっていたけど、せめてあの時のことを謝りたかった。楽しく過ごした彼の部屋でのことを思い出すと何とも言えない切ない気分になっちゃいます。あの時から時間が止まったままの私、彼との思いでを断ち切るために早く素敵な出会いを見つけなければ。